2026/06/20 22:23

新玉ねぎの販売をスタートしましたが、ここに至るまでの苦労話でもしようかと思います。
2024年の振り返り
玉ねぎの植え付けは、ここ松本地域だと10月末~11月1週目くらいです。ホームセンターやJA、直売所の苗コーナーに玉ねぎの苗がずらりと並ぶ時期がくると合図です。2024年作付け(2025年収穫)は、自宅裏の圃場を使い、訳2000本を定植。初めての玉ねぎ栽培で勝手もわからず、2000本を植えていきなり500本ほどを失うという事態に(涙)。それでも約1500玉が大きく成長し、初めてにしてはかなり大玉も収穫できたのは嬉しかったですね。甘みもあって直売所でも多くの方に購入していただけました。ありがとうございます。
もちろん失敗もありました。収穫も初めてだったので、畑で天日干ししていたら突然の雨。600玉以上を濡らしてしまった結果、梅雨時期ということもあり乾燥がしっかりできず腐敗…。すべて廃棄しました(泣)。2000が1500になり、腐敗でさらに減り、残ったのは3割ほど。12月くらいまで保存し、定期的に直売所に出したり自家消費したり。「栽培したのに手ごたえがなかった」のが本音。作物の出来ではなくて、販売の手ごたえがないってこと。赤字ですから..まぁそうなりますね。
2025年の振り返り
来年こそは!と意気込んで作付けの準備。いつも農業資材を購入している農家のお店で苗を早期予約(少し割引あり)。注文はネオアース1000、ケルたま1000。その後、JAでくれない玉葱500、ネオアース500を追加して計3000本を確保。2024年よりも1000本だけ増量。一気に万本単位だと、一人農家には厳しい未来が見えたので、できる範囲の少し背伸びをした数字が3000です。
2025年の作付けは、自宅裏ではなくて別の圃場で。一部でトウモロコシを作っただけの活用できずにいた畑。ここを半年占有することになる玉ねぎ栽培に割り当てることにした。11月植え付けから6月の収穫まで半年間の占有って、他の作物が栽培できないので結構ツラい。だから、便利な自宅裏の圃場ではなく、少し離れるけど影響のない畑にしたという訳。ここと自宅裏の土質は違うので、それがどう影響するのか心配もあるけれど。
さぁ、畑の準備に取り掛かろう!ちょっとまて。この時期、将来的なスキルアップを見越して栗農家でアルバイトをしてました。玉ねぎの準備期に他の農家さんのお手伝いをしていたことで、自分の畑に出る時間が減ってしまい、ちょっとした遅れが出てしまったわけなんです。さらに追い打ちをかけるように、唯一の耕運機が故障ときました。もう放心状態。玉ねぎ終わったー、と絶望ですよ。幸い、両隣さんから1回ずつ耕運機をお借りして、残りは鍬で手作業(アナログ農家)。なんとか4本の畝立て準備は整ったわけです。でも、予定の5本には1本足りず。結果、苗を400本ほど定植できずに時間だけが過ぎ去りました。もう自分が嫌になる。この時期、本当につらかったです。
諸々の反省点は翌年に活かします。
定植後、2024年と同じ現象が起こりました。1つの畝で3割ほど苗がなくなってしまったんです。つい最近、ご近所さんからこの件を教えてもらって理解したばかり。去年の植え付け時点で何もわかってなかったんです。原因は、霜による土のしみあがり。霜が降り、土が盛り上がり、その時に苗も一緒に持ち上げられ、気温が緩むと苗だけが土から抜けてしまう状況。苗がなくなると表現したけど、植えたばかりの苗が土から出て倒れて、そのまま枯れちゃうということ。毎日畑に行ってるわけじゃないから、気が付いた時には枯れた苗が横たわってました。
同じ経験をしたご近所さんから、解決策を教えてもらいました。もみ殻で保温すると大丈夫だよと。ここ数年、その方法で1本も欠株せずにいるというので、とても心強い。さっそく今年の10月に実践します。
そんな出来事があり、植え付けも例年より1週間遅れてしまい、正直今年の収穫をあきらめてた部分もあります。それでもできる管理はしっかりやり続ければ良い結果に変わるかもしれないと思い、3月までやってきました。追肥を2回、テデトール除草を数回。他の畑の玉ねぎを見ては、自分のところと比較しちゃって、自己嫌悪に陥るというスパイラル。自分の不甲斐なさを嘆きもしましたが、4月に入り徐々に肥大化する玉ねぎを見て、なんだかホッとした自分がいます。去年より大きくなってないのは事実だけど、全部が小さいわけじゃない。大丈夫。そう言い聞かせながら6月まで見守りました。
去年に比べると玉は小さいです。でも、すべてが小さいわけじゃない。大きな玉だってある。味はどうだ?スライスしてサラダにしてみたけど、うーんちょっと辛みが強いか。でも、水にさらせば辛みは抜けた。加熱すればぐっと甘味が出る。とても美味しい。そうだ、松本の玉ねぎは、寒暖差があって誰が作っても全部美味しいのだということを再確認。
今年もう1つ知った事実。玉ねぎは水がいらない作物だと思ってましたが、4月の肥大期にはたっぷり水が必要だということ。あまりにも雨が少なければ水やりした方が美味しくなるそうです。ご近所さんに水やりした方が何人かいて、無知すぎました。。来年はしっかりと水やりしますよ。同じ過ちはしない。それがあそびとファーム。
6月1週目から徐々に倒伏が始まったので収穫スタート。今日、9割くらいの収穫を終えました。あと1コンテナくらい倒伏してないのがあるくらいですが、今年は雨に濡らさず、しっかりと乾燥もできて、暗所の小屋で保管中。順調です。
長々と苦労話を書きましたが、少しでもあそびとファームの玉ねぎに興味を持ち、買いたいと思ってもらえたら嬉しいです。ご注文、お待ちしております。
